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中西 都史美 > 体験レポート

ダメージケアとデザインカラーを両立させるヘアカラーテクニック

カラー 体験レポート
Lui(リュイ)中西 都史美

Report2017.08.28

「ブリーチやカラーリングを重ねて、髪のコンディションが気になる」「でも、カラーリングで遊びたい!」そんな葛藤で揺れている方も多いのではないでしょうか?コンディションが気になる髪でも、安心してカラーリングを楽しむ方法はあります。ダメージケアにも配慮した施術にこだわるスタイリスト・中西 都史美さんの技術をレポートします。

  • 体験する人:濱邊さん(23歳)

    販売職のため落ち着いた雰囲気にしておく必要があり、トーンダウンを希望。ロングヘアを目指しているため、繰り返しのカラーやブリーチによるダメージの蓄積が気になっています。

  • 担当美容師:中西 都史美さん(30歳)

    ナチュラルながらも遊び心のあるデザインが人気のLuiのスタイリスト。ダメージを最低限に抑えながら施術するカラーに定評あり。8月より産休に入り、2018年5月に復帰予定。

髪をいたわるやさしい施術なら
コンディションを気にせずカラーが楽しめる

今回のモデルは、何度もカラーチェンジをしている濱邊さん。ハイトーンカラーはもちろん、グリーンを入れたり、オレンジを入れたりと、遊び心のあるカラーリングでおしゃれを楽しんでいます。ずっとカラーリングを楽しむためにも、髪のコンディションは大切です。髪をケアしながら、大人っぽくトーンダウンしたいというリクエストに、中西さんはどのような施術で応えるのでしょうか?

カウンセリング

まずはカウンセリング。髪の状態をチェックし、色の状態とダメージレベルをしっかり確認。現在のダメージレベルは10段階中の7。やや傷みが進んでいるものの、ダメージケアに配慮した施術を行い、トリートメントでケアをしていけば、このまま伸ばしてもきれいを保てると判断。カラーのデザイン部分のカウンセリングも行い、施術をスタートします。

ナノスチームで浸透を促進

カラーの準備を始めます。前処理剤が髪により浸透するように、ナノスチームを髪全体にかけたのち、3種類の処理剤をミストで塗布。ナノスチームを使うことで、栄養成分を髪の内部まで浸透させていきます。

中西:アッシュ系でトーンダウンして、顔周りに一束ブルーを足してアクセントにしましょう。動きが出るし、リクエストの「モードっぽく」も叶えられますよ。

まずは、デザイン部分の顔周りにブルーを塗布。ホイルで包んだあと、アッシュを入れていきます。地毛の赤みが目立たないよう、生え際から少し離れた部分からカラー剤を塗布。塗り終わると再びナノスチームをあて、カラー剤の浸透を促進し、髪への負担が少しでも軽減できるようにします。

カラー剤を塗布

髪質にあわせたオーダーメイドトリートメントで
ダメージヘアをリペア

カラーが終わればシャンプーで流していきます。カラー剤の落とし方によって、色の定着度やもちが変わってくるので、シャンプーも丁寧に。お客様の髪質にあわせてオーダーメイドで処方するシャンプー&トリートメントで毛髪深部から補修します。

中西:シャンプーは2段階。1回目は軽く泡立てる程度で髪表面の汚れや皮脂汚れを落とします。2回目はしっかり泡立てて、髪を包み込むように洗います。泡パックして栄養分を髪の芯まで届けます。

シャンプー

後処理剤を塗布したのち、トリートメントで栄養分をじっくり補給。Luiで取り入れているシャンプー&トリートメントは、何種類もの中から髪質にあわせてフルオーダーメイドのように組み合わせて使用します。約2ヶ月にわたる講習で理論を学び、技術を習得した美容師のみができる施術です。

透明感のある仕上がりで
ポイントのブルーを強調

中西:濱邊さんはスタリングが得意なので、カットはコテで巻くこと前提で厚みのあるワンレンスタイルに仕上げています。髪の重みでペタっとしないように根元を浮かすようにドライします。

仕上げ

いよいよ仕上げ。コテで動きをつけたのち、顔周りのハイライトが際立つようにスタイリング。透明感あるアッシュで大人っぽくトーンダウンした髪に、光を受けたブルーのハイライトがクールなスタイルが完成しました。

施術を終えて…

  • 濱邊さんの感想
  • ブルーをポイントにするというのは、以前から中西さんに提案してもらっていたので、やっと実現してうれしい。とてもきれいだし、思い通りのイメージで満足。ダメージが気になっていましたが、手触りもよくなりました。胸まで伸ばす予定なんですが、このまま順調に伸ばしていけそうです。
  • 中西さんからのメッセージ
  • 「ダメージがあるからカラーは無理」とあきらめている方が多いんですが、そんな時こそ美容師を頼ってください。似合うスタイル、髪質にあうスタイルを探すのが美容師の仕事なので、要望はなんでも伝えてください。ダメージヘアも一緒に改善していきましょう。

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