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YUKI  > Interview

お客様にじっくり寄り添えるスタイルを探していたら、プライベートサロンが生まれた

Interview2017.09.25

YUKI
Le Sourire 神戸居留地

セット面は1席のみ。フレンチアンティークに囲まれた「Le Sourire」は、完全予約のプライベートサロン。専属のスタイリストのようにお客様の悩みに寄り添い、丁寧な施術を行うYUKIさんに、プライベートサロンへのこだわりを伺いました。

髪を結んであげるのが好きな少女が
美容師として成長

休み時間や放課後、教室でおしゃべりをしながら友達の髪を結んであげるのが大好きだった小学生時代のYUKIさん。卒業アルバムにも「将来は美容師になる」と書いていたそう。高校3年生の時、ヘアモデルを経験したことから美容師の面白さを再発見し、美容学校へ進学。神戸の美容室で売れっ子スタイリストとして活躍したのち、2016年の夏に独立。セット面が1つ、シャンプー台が1つの小さなサロンにこだわった理由とはどういうものなのでしょうか?

YUKI:お客様としっかり接したいという気持ちが強かったんです。お客様からしても、一人のスタイリストに最初から最後までしてもらいたいですよね。

たくさんのスタッフがいる店は、必然的にお客様の数も多くなります。一人ひとりに時間をかけゆっくり施術することよりも、アシスタントを使って効率よく仕事をまわすことを考えなければなりません。その状況にYUKIさんはジレンマを感じるようになったと言います。

YUKI:シャンプーからじっくり自分でやりたかったんです。アシスタントがいると、アシスタントに気を遣うこともあるので、アシスタントも入れていません。お客様だけに集中できる環境にしました。

一対一の施術だからこそ
心からリラックスできる

Le Sourireは完全予約制のため、施術を受けた後に次回予約をしていくお客様がほとんどです。自然と電話も減り、YUKIさんは施術に集中でき、お客様はゆったりとくつろぐことができる空間になりました。

YUKI:以前のお店と比べて、お客様がリラックスされているように感じます。ずっとご指名いただいているお客様がいるのですが、今まで以上に深くお話していただけるようになりました。BGMをお好きな音楽に変えたり、美味しいお菓子を取り寄せてお茶と一緒にお出ししたり…サービスというよりおもてなしですね。ゆっくり過ごしていただけるようにしています。

カフェで過ごすような感覚で
髪も素敵にしていってほしい

施術ブースは、セット面が一つと、シャンプー台が一つ。採光抜群の窓側にはソファが置かれて、子供や家族、友達や恋人など、同行者もゆったりくつろげるスペースとなっています。

YUKI:ここはビルの6階なので、眺めも、風通しもいいですよ。カフェでゆっくりとくつろぎながら、髪も素敵になっていく…そんなイメージにこだわってお店作りをしています。

美容室に通う意味とは、髪をきれいにするだけではない。滞在する時間も楽しみ、すべてがおもてなしとなる…。美容室のあり方を真摯にとらえるYUKIさんによる、大人の女性のためのプライベートサロン。フランス語で笑顔を意味するサロン名の通り、笑顔になれる場所のようです。

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