ヘア、ネイル、アイラッシュを一度でキレイにするのは大変ですよね。オンもオフもなにかと忙しい女性をサポートするべく、デザイナーである右田 紀洋さんが立ち上げたのが美のスペシャリストたちが集まるサロン「アトリエハナレ.」。ここに来ればすべてのキレイが叶うというアトリエハナレ.の美容体験をレポートします。
体験する人:山脇さん(33歳)
アトリエハナレ.のレセプション担当。お客様として通っていた縁からスタッフとして参加。ブリーチによるダメージが気になるものの、伸ばしたいので切りたくないというジレンマあり。
担当美容師:右田 紀洋さん(37歳)
「atelier.」「アトリエハナレ.」のオーナー。“トアロードをビューティーロードに”をコンセプトに、アイラッシュ、ネイル、美容鍼、カフェなどの異業種とコラボ。新しい美容を提案しています。
アトリエハナレ.の魅力は、ヘア、ネイル、アイラッシュ、美容鍼など、複数の美容メニューを一度に受けられること。各ジャンルのスペシャリストがアトリエハナレ.を中心に集まっているので、カットの後にネイルとアイラッシュ、美容鍼のあとにヘッドスパなど、自分好みにカスタマイズして施術を受けることができます。
まずはカットからスタートです。山脇さんがオーダーしたのは、メンテナンスカット。ダメージを受けた部分をなくし、指通りがよく、扱いやすいスタイルに戻していきます。
右田:アトリエハナレ.では、カットする前に“リセッター”という施術を行います。髪の毛は一つの毛穴から3~4本生えているので生え方がねじれます。よじれや絡みのある髪だけをすくう専用のハサミでほぐしてベースを整えてからカットします。
一般的にリセッターカットは、リセッターシザーで毛穴に密集する髪をほぐし、先端に付いている刃で不要な髪をカットします。右田さんはリセッターシザーで切ることはせず、髪をほぐして毛流れを整えることを目的に使用。ベースを整えた後、不揃いに伸びた毛先を別のハサミでカットしていきます。
次は前髪カット。「カットの中でも前髪が特に重要」と語る右田さんは、前髪を切る時はお客様との会話も中断。その表情は真剣です。
右田:前髪カットもそうですが、お客様が一番気にしている部分からカットします。長さを変えて雰囲気をがらりと変えたいなら、まずバッサリとカットします。一番の目的を叶えて安心してもらうと、デザインの希望なども出てくるので、満足していただける仕上がりにつながるんです。
間引くようにセニングで毛量を調整し、毛先に厚みが残るように仕上げたのち、シャンプーをしてドライ。元々のクセを活かすように軽く巻いて、カットの完成です。
カットの後は、美容鍼の施術。アトリエハナレ.のすぐそばにある宋鍼灸院へ移動します。院長の宋 岳さんは、中国の顔面神経麻痺科病棟で3年半にわたって経験を積んだ、美容鍼のスペシャリストです。
宋:むくんでいるフェイスラインをスッキリさせましょう。鍼で顔の左右のバランスを整えていきますね。
頭頂部、眉頭、眉尻、ほうれい線、顎、首と迷いなく鍼を打っていく宋先生。リンパの流れをよくし、リフトアップさせていきます。時間をおいて鍼を抜くと、下がっていた右側がリフトアップし、左右のズレが少なくなりました。
次はアイラッシュのリペアへ。担当するのは、大阪、神戸で展開するビューティーサロン・Lyckaの渡邊 ミキさん。もともと右田さんと同じサロンで働いていましたが、退職後にエステとアイラッシュを学んで独立。元美容師ということもあり、ヘアスタイルや前髪との似合わせが得意なアイデザイナーです。
渡邊:似合わせを大事にしているので、しっかりカウンセリングさせてくださいね。
渡邊さんと相談しながら、右田さんがカットしたスタイルに似合うアイラッシュにリペアして、山脇さんのビューティーメンテナンスが無事終了。普通なら、カット、美容鍼、アイラッシュと、1メニューごとに別店舗に行かなければなりませんが短時間ですべてが完了しました。
そのほか、Sugar Rayのネイリスト・豊留 愛さんによるネイルもあり、アトリエハナレ.では1日で複数の美容メニューを受けられます。レセプションとして働く山脇さんも、一度に複数メニューを受けるのは本日が初めて。「オンもオフも時間が足りない女性にはうれしいコラボだと再確認しました!」と大満足の一日になりました。
施術を終えて…