Kamista

Log in

ログイン・新規登録

松本 亜希  > Interview

お客様に寄り添う気持ちで提案する、個性にぴったりな“似合わせ”

Interview2019.05.16

松本 亜希
A-cura

自分の気持ちをうまく言い表すのは難しい。それがわかるからこそ、お客様の声に耳を傾ける必要があると考えるスタイリスト・松本亜希さん。「おばあちゃんになっても通うわね」と高い信頼を寄せられる理由はどこにあるのでしょうか?

お客様が話しやすい雰囲気づくりを大切に

ヘアケアに定評のあるA-cura。「もっと綺麗になりたい」「縮毛矯正に失敗した」「ダメージがひどくなりすぎた」など、お悩みを抱える女性の“駆け込み寺”のような存在でもあります。必然として多くなる初来店のお客様に対するアプローチはどうしているのでしょうか?

松本:初めてご来店いただいた方の中には、美容師に対する不満や悩み、リクエストを伝えにくい方もいらっしゃると思います。心がけていることは、言い出しやすい雰囲気を作ること。お客様の悩みに寄り添いながら、丁寧にカウンセリングするように意識しています。

今では抜群の信頼感を集める松本さんですが、美容師としてデビューした頃はお客様への対応に悩んでいたそうです。

松本:デビューしたての頃は、お客様の心の中が見たくてしょうがなかったですね(笑)。どうやってほしいのか、何を求めているのかを、すごく考えていました。経験を重ねた今は、「お客様の希望をいかに引き出すか?」とアプローチの仕方を考えるようになりました。まずお尋ねするのは「一番気になっているところはどこですか?」という質問。お悩みを改善するように提案していけば、心を開いていただけるように感じています。

お客様の悩みを引き出した後、大切になるのは“似合わせ”。満足度の高いスタイルにするために、松本さんはどのように提案しているのでしょうか。

松本:服装や来店時の雰囲気から、「こういう感じがお好きかな?」と自分の中で何パターンか考えます。そこから、頭や顔のカタチや前髪の長さなどをお話したうえで、「こういうのもいいですよ」とおすすめをいくつか提案して選んでいただいています。また、お客様のお好みも1パターンだけではありません。カジュアルな時もあれば、キレイ目な時もありますよね。アフターカウンセリングで2通りのアレンジ方法をお伝えするようにしています。

お客様のリクエストを叶えたいという使命感

以前は神戸外のサロンで働いていた経験から、神戸のお客様には特徴があると感じているようです。

松本:以前は郊外のサロンにいて、約8年前にA-curaに来ました。神戸のお客様は細かく注文をするよりも、スタイリストを信頼して任せてくださる方が多いように感じます。もちろん、リクエストも多くあるのでしょうが、あまり強く主張されません。だからこそ、叶えなければという使命感がより強くなりましたね。カウンセリングはもちろん、施術中の何気ない会話からもお好みを感じ取り、さまざまな目線から提案させていただきますので、安心してご来店いただけるとうれしいです。

日進月歩の美容業界。「サイエンスアクア」のように革新的な施術が可能になるなど、お客様の悩みを解決する方法はどんどん増えていくはずです。松本さんに今後の目標を聞いてみました。

松本:「おばあちゃんになっても通うわね」と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。年齢ごとにグレイヘア、髪の艶ハリコシなど、お悩みも変わってきます。お客様と一緒に歳を重ねるためにも、年齢に合わせたケアを提案できるように勉強し続けます。

ずっとお客様に寄り添い続けようとする松本さん。お客様に対する深い愛情が、高い信頼感の理由だと実感しました。

他の記事を読む